思わず感動した 「ワイン×料理」の蜜月な関係
“マリアージュ”なんて言うと、ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんが・・・簡単にいうと、「ワインが料理を引き立て、料理がそのワインの魅力を際立たせる」関係。つまり、より美味しくワインと食事を楽しむためのポイントです。「ワイン×料理」のベストマッチによって、感動が生まれる・・・そのことを実感した、思い出のエピソードをまずはご紹介。
飲兵衛だったOL時代、シェーブル(山羊)のチーズが苦手だった私。しかし、ある日、「爽快な白ワイン(ソービニヨンブラン)×シェーブルのチーズ」を一緒にいただく機会があり、思いきって食べてみると・・・びっくり、あわせるもの次第でこんなにも美味しくなるんなんて!” 嫌いなものも好きにさせるほどの“マリアージュ・パワー”に目からウロコの瞬間でした。そして、ソムリエ―ルとして働く今、すてきな“マリアージュ”を供することで、みんなが笑顔になる― そんなシーンが私にとって至福の時。今回は、「ムッシュ ヨースケ」のスペシャリテと、そのお皿と楽しみたいワインのポイントをお伝えします。
“マリアージュ”の鉄則は、土地の風土や気候にあり!
まず一皿目は、「牡蠣と下仁田葱のコンソメジュレ仕立て」。
コンソメジュレの下にサッと火を通した牡蠣と下仁田葱を閉じ込めた、寒い時期のごちそうです。ミルキーなカキの美味しさに、旨みたっぷりのコンソメジュレがアクセントのこのお皿に合わせたいのは、フランス白ワインの代表選手の一つ「シャブリ」。白ワイン用シャルドネが作られる最北の地です。 遠い遠い昔、この地が海だった時代の貝殻の化石が土壌の地層に。そこで作られるシャブリには、当然貝殻の特有のミネラル感があります。海の幸、特に磯の香りが強い牡蠣とも自然とマッチする・・・というわけです。
“マリアージュ”のポイントは、さまざまありますが、同じ気候や風土、地域性で育まれたものは、基本的に相性がいい!! フランス料理やイタリア料理は、「地産地消」が基本。そこの土地で育った素材を使い、それを調理した伝統料理を食べ、そこで育まれたお酒を一緒に楽しむ―という文化が昔から根づいてます。同じ場所ではなくとも、同じような風土や気候で育ったものが好相性なのは、実に自然の理にかなったことで、美味しさの鉄則みたいなものですね。
今回ご紹介した牡蠣の前菜など、魚介を使ったさっぱり系の前菜やサラダ仕立てのようなものは、シャブリがぴったりですが、同じ牡蠣でも、バターソテーやグラタンなどは、しっかりめの白ワインや軽めの赤ワインも美味しいですよ!
次回は、至福のマリアージュ!Part.2「スペシャリテ×ワイン」。「ムッシュ ヨースケ」のあの名物料理も登場です。お楽しみに~!
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