成果重視タイプの人には、おしゃべりのし過ぎに注意!
■ステップ2:人とのコミュニケーションにコーチングを活用してみましょう!
<レッスン⑨>仕事におけるコミュニケーション
私たちアラフォー世代には、学校卒業以来、途切れることなく働き続けている人や、結婚や出産を機に一端は会社を離れた後に復帰している人と、自身で起業をしている人など、スタイルは様々ですが、仕事を通じて社会との接点をもっている人が多くいるかと思います。そこで今回は、仕事でのコミュニケーションについて考えていきたいと思います。
仕事では、様々な役割とスキルをもった人たちが集まっていることもあり、自分とは価値観や仕事を進める際のポイントが異なる人とも上手くやっていかなければなりません。そう頭では分かっていながらも、「この人はちょっと苦手」と感じ、ストレスを抱えている方もいると思います。こういった人間関係のストレスは精神衛生上もよくありません。その解決法のひとつとして、レッスン1で紹介した「コミュニケーション分析」を使います。前回はこの分析方法で自分のタイプを知ることができました。今回は、仕事上で付き合いのある人を少し観察して相手のタイプを理解し、仕事を進める際のアプローチの仕方を工夫します。
「コミュニケーションスタイル分析」の4つのタイプ
タイプ1:刺激を求める冒険型(自分のやりたいことをどんどんチャレンジするタイプ)
タイプ2:人を優先サポート型(自分のやりたいことよりも相手のやりたいことを優先するタイプ)
タイプ3:冷静沈着クール型(自分のやりたいことをコツコツ実現するタイプ)
タイプ4:成果重視の効率型(自分のやりたいことを効率的に実現するタイプ)
仕事のイライラを抑える3つのマインド
さらに、仕事での人間関係をスムーズにする、3つのマインドを紹介します。
①目標は同じでも、行動や考え方は人それぞれであることを許容していきましょう!
私たちは、自分と価値観や考え方が似ている人に対して安心感を抱きますが、自分とは異なる価値観や思考、仕事の進め方をする人に対しては、「この人とは合わない」と相手を否定したり、距離を置こうとする傾向があります。プライベートでしたら、そういった選択も可能だと思いますが、仕事では相手は選ぶことができません。私たちにできることは、組織で達成する目標をみんなで確認し合った上で、それに向かっていくプロセスは人それぞれ、ということを認めることです。あなたから見ると、「なんて非効率なのかしら」「なんて現実味がないこと」と思ってしまう言動も、その人にとっては意味があるのです。
②仕事のホウレンソウは、上司や部下のタイプを意識しながら行いましょう!
仕事をする上でホウレンソウ(報告・連絡・相談)は欠かせませんが、その際、相手の思考タイプを意識していますか?実は相手のタイプを意識しながらアプローチをすると、苦手な相手とのコミュニケーションがスムーズになっていきます。仕事の場面で多く見かけるタイプ1と2の例を挙げて見ていきましょう。
タイプ1(刺激を求める冒険型:自分のやりたいことをどんどんチャレンジするタイプ)の場合、次から次へとやりたいことが目移りする傾向があります。あなたがタイプ1の部下をもっていたら、目的と納期を明確にして、ある程度はその人に任せましょう。細かい質問よりも、オープンクエスチョンで語りかけ、部下に話をさせたほうが効果的です。一方、あなたがタイプ1の上司をもっていたら、その上司はあなたに、これまでにない斬新なアイディアを求めてきたり、一見実現できそうもないプランを出してきたりするため、戸惑うかもしれませんが、方向性と着地点をしっかり把握しておけば大丈夫です。
タイプ2(人を優先サポート型:自分のやりたいことよりも相手のやりたいことを優先するタイプ)の場合の特徴を紹介します。あなたがタイプ2の部下をもっていたら、感情に訴えてくることも理解しておかなければなりません。会話をする時、名前を呼び、しっかり顔を見ながら話すように心がけましょう。また人一倍気配りをする傾向にあるため、こまめに承認してあげましょう。一方、あなたがタイプ2の上司をもっていたら、単刀直入で味気ない話や報告だけでなく、時には雑談などのコミュニケーションも大切にしましょう。また相手の言葉をストレートに受け取るのではなく、ノンバーバル(表情、声のトーン、態度など)の部分をよく観察し、心情を読み取るようにしましょう。言わなくても分かってほしいと思っているのが、このタイプだからです。
③自分とは正反対のタイプの相手こそ、あなたの「チカラ」になる!
組織は、様々な視野をもった幅広い人材がいてこそ、生産性を上げて目標を達成していけるのです。異なるタイプのメンバが集まっているような仕事では、円滑なコミュニケーションを図るのは容易ではありませんが、互いに違いを認め合い尊重し合えば、補完関係を築くことができます。この人は合わないと思っている人でも、実は自分にないものをもっていることが多く、あなたにとっても職場にとっても大切な「チカラ」や財産なのです。
次回はいよいよ最終回です。
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