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冷えない体作りでオンナを磨く「あたため美人」になる! 新キレイ習慣

麻布ミューズクリニック院長。久留米大学医学部卒業、熊本大学第三内科入局、 北里研究所東洋医学総合研究所などを経て、より健康で美しい女性の一生をサポートするために、 現代医学的な診断を行った上で漢方を中心とした内科治療を行う麻布ミューズクリニックを開業、 慶応義塾大学医学部漢方医学センター・非常勤講師も務める。
こんな症状があれば要注意!?
「冷え」から起こる体のトラブル
- ●目の下にクマができる
- ●肌荒れ・乾燥肌がひどい
- ●シミ・シワが気になる
- ●抜け毛・白髪がふえた
- ●頭痛・めまいがする
- ●肩こりがつらい
- ●下痢がつづく
- ●生理痛がひどい
- ●太りやすくなった
- ●疲れやだるさがとれない
いつも顔色が悪くなんとなくだるい、メイクのノリも悪く表情に元気がない、 おまけに髪はパサパサ、太っているわけではないけどプヨプヨしていて疲れやすい… こんな不調は、「冷え」が関係しているかもしれません。
女性にとって、「冷え」は切っても切れない関係。 冷えやすい女性の体のしくみを知って、かしこくあたためて、 キレイを手に入れましょう!
問診表の調査からみえてくる アラフォー女性の「冷え」の実態
1997年に、問診表という形で女性に、「冷え」についての調査をしたことがあります。 「冷えを感じる」と回答した人は、女性全体で約5割(男性は1割)、 なかでも、35〜45歳といういわゆるアラフォー世代がピークで6割近い人が「自分は冷え症である」と自覚しています。 さらに、「冷房が苦手」「カイロを使っている」など、細かな聞き取り調査で「自分が冷えていると納得する」人を含めると、 その数は8割近くに! 女性に冷えが多く、とりわけ、アラフォー女性は一番冷えを感じる年代だといえます。
“ぽっちゃり冷え症”に要注意!? アラフォー女性が最も冷えを感じる理由
若い世代の冷え症は、筋肉も脂肪も少ない、いわゆる柳腰しでいかにも冷えてそうなタイプが多いのですが、 アラフォー世代になると、 筋肉がへり脂肪がついた“ぽっちゃり・プヨプヨ型”が多いのも特徴。 そもそも男性と比べて女性は筋肉が少ないので冷え症が多いのですが、 筋肉は熱を作り出し、基礎代謝にも重要な要素。基礎代謝は、20代をピークに下がっていきますので、 若い頃と同じ生活をしていると、脂肪が蓄積され、筋肉が少なくプヨプヨした体型に。 脂肪は断熱材の役目もしてくれるのである程度必要ですが、脂肪組織は、血管の走行が少ないので物理的に冷えやすい。 だから、脂肪の多い二の腕、太もも、おしりやおなかは、特に冷たく感じてしまうのです。
肌荒れ、くすみ、シミ、シワ、抜け毛…老化を呼ぶさまざまな症状が!
体が冷えていると美人度が下がり、体があたたかいと美人度が上がる。 漢方専門医としてたくさんの女性を診断してきましたが、これは実感です! 血液は、酸素や栄養素を運んで、二酸化炭素や老廃物を回収する働きがありますが、 冷えて血流が悪くなると、新陳代謝や内臓機能、免疫力もダウン。 体が冷えている人は、肩こりや腰痛、むくみだけでなく、肌荒れや乾燥肌、目の下のクマ、シワやシミができ、 抜け毛や白髪がふえる…といった美容トラブルまで、さまざまな不調があらわれやすいのです。 血液をめぐらせ、冷え症を改善することが、美人度アップの秘訣です。
“がんばりすぎ”は大敵! リラックスも冷え解消のポイント
血液の流れを大きくコントロールしているのは自律神経。 自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、その二つのバランスが乱れると体温調節がうまくいかず、 冷えやすくなります。自律神経を乱す原因は、主に寒暖の差や女性ホルモン、ストレスなど。 アラフォー世代はいろんな責任が出てくる年代でストレスも抱えやすい。 今のアラフォー女性は、仕事に家事、子育て、習い事…と忙しく、 常に緊張状態で交感神経のスイッチが入りっぱなし。これでは血管も縮まり血液の流れが悪くなります。 逆に、リラックスすると副交感神経が優位になり、血管が広がり、あたたまり感にもつながるので、 日常生活の中でいかにリラックスできるかも「冷え」を解消する重要なカギです。
「あたたかいもの」と「あたためる食材」で、
体の深部からかしこくあたため!
そもそも私たちの体の熱を生み出しているのは、「食べること」と「動くこと」。 特に、「食べること」は熱を生み出すエネルギーの源です。 食事をとることで胃腸が活発に動き、食物エネルギーを消化・吸収・代謝して熱エネルギーに変えるため、 体の深部からぽかぽかしてきます。より効果的に「冷え」を改善するには、 「物理的にあたたかいもの」 や「体をあたためる作用がある温性の食材」をとることがポイントです。
旬や根菜やショウガパワーで、ヘルシー&ビューティーに
主な温性の食材は、冬場が旬のもの、寒冷地でとれるもの、 地下で育つ根のもの、発酵食品、薬味に使われるショウガやネギなど。 なかでも、ショウガはジンゲロールという辛味成分に血流をよくするパワーがあり、 体をあたためるのにかけがえのない食材。ショウガは、漢方の半数近くに使われている「健胃生薬」であり、 胃腸の働きを活発にし、内側からあたためる。つまり、消化・吸収を促進しながら、血流を豊富にする働きがあります。 ニンニクやトウガラシはあたため効果が強い反面、刺激性もある。 その点、ショウガは、胃にもやさしいので子どもや年配の方にも安心。 ドリンクから料理、スイーツまで幅広く使えるのも魅力です。 東洋医学でいう医食同源とは、毎日の食で健康的な体を作っていくという考え。 「今日は冷えが辛い」と思ったらショウガをたっぷりとるなど、温性の食材を積極的に取り入れながら、 長く続けていくことが大切ですね。
POINT1 起きぬけの体にお白湯を一杯
「朝は体温も代謝も低く、体が眠ったような状態なので、午前中の体温を上げ、 一日中熱を作り出しやすいきっかけを作ってあげるのが大切。 朝食をとる時間がない人にもお白湯なら簡単。 お白湯は胃に熱を送り、内臓機能が活発になり代謝も上がります。」 その後に、朝食をとったり、運動をしてもスムーズに熱が生み出されるように。
POINT2 外出先でも手軽にショウガライフ!
「ショウガは温性食材の代表。即効性も高い食材なので、寒い外気にさらされ物理的に体が冷える冬は、 食事以外でも温性の食材を上手に取り入れられるといいですね」。 ショウガブームでショウガ飴やショウガ入りのドリンクなどさまざまなショウガ商品が販売されているので、 外出先でも手軽に取り入れて、体の深部からぽかぽか!
POINT3 旬の野菜をたっぷり使ってお鍋
「大根やネギなど冬が旬の野菜の食材に加え、筋肉を作るのに不可欠なタンパク質を含む肉や魚、 食物繊維が豊富なキノコ類などが一度にとれるのが鍋のいいところ。 肉は羊や鶏肉、魚ならタラやサケがおすすめ。ショウガやネギなど、たっぷりの薬味と一緒に!」。 発醗酵食品の味噌を使った鍋や豆乳鍋など、スープごといただける鍋がより効果的。
POINT4 寝る前は、「ホットワイン」でリラックス
アルコールには血流をよく働きがあるほか、リラックス、鎮静効果もあり。 「安眠を誘う寝る前のお酒"ナイト・キャップ"は、 この季節、ポリフェノールリッチな赤ワインをあたためて飲むといいでしょう。 ボルドーカラーで女性がハッピーになるカラーなのもいいですね」。 ほかに、梅酒や薬酒、お酒が苦手な人はカフェインレスのハーブティーも。

