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美のプロフェッショナルに聞く「私流メノポーズとのつきあい方」
ナビゲーター:エイジングスタイリスト 宇江佐 りえ
女性なら誰でも経験する更年期―メノポーズ。それなのに、ほとんどの女性は何の準備もなく、気持ちや体の変化を感じてから「もしかして?」と慌てることが多いようです。でも、備えあればキレイあり。アラフォーからの心がけひとつで、更年期のキレイと元気に差がでてくるのです。人生の先輩であり美のプロフェッショナルでもあるお二人に、その秘訣を教えてもらいました。
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1981年TBSの朝の顔としてデビュー後20年間、テレビタレントとして活躍。2001年に活動休止し、女性の肌と体に優しく環境に配慮したインナーブランド[Re:essence]を立ち上げる。 2011年、エイジングスタイリストとして健康で美しいエイジングについて、メノポーズナビゲーターとして更年期の知識、情報の普及をめざしてプロジェクトを開始。 NPO更年期と加齢のヘルスケア認定メノポーズカウンセラー Twitterのアドレス http://twitter.com/rie_ueza オフィシャルブログ http://ueza-rie.kirei.biglobe.ne.jp/ |
ゲスト:美容・医療ジャーナリスト 海野 由利子
季節の変わり目や環境でくるくる変わるアラフォーのお肌。更年期をキレイに過ごすためにも、お肌の状態にあわせて洗顔料を3種類そろえることから始めましょう。
ゲスト:メイクアップアーティスト 山本 未来
更年期にありがちな落ち込み気分も、いきいきメイクで断然前向きハッピー気分になれちゃいます。その秘訣は、影を消すことと線を強調すること。簡単ですよ!
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59年宮城県生まれ。
81〜89年まで文化出版局装苑編集部に勤務。
ファッションと美容の編集を担当した後、89年に独立し、現在に至る。 女性誌を中心に取材・執筆を行ない、「女性の美と健康」をテーマに、美容医療、アンチエイジング医療、予防医療、東洋医学などの分野にも取材範囲を広げている。 製品開発やマーケティングのアドバイス、講演なども行なっている。 抗加齢医学会会員 ブログ http://ameblo.jp/uminoyuriko/ |
美のセンパイのメノポ話
もしかして更年期?と感じる時期もきっかけもひとり一人違います

- 宇江佐
- 私たち3名はアラフィー世代でまさに更年期ですが、初めて更年期かもしれないと思ったのは何歳くらいで、きっかけはなんでしたか?
- 海 野
- 私が不調を感じ始めたのは40代半ば、47歳くらいかな。仕事がら更年期の知識はあったのでセルフチェックをしながら『まだ大丈夫』と思っていたのに、ある日突然、強烈な気分の落ち込みを経験しました。そのほかにも動悸やめまいがありましたね。
- 山 本
- 私は30代後半くらいから、ちょっと調子が悪くなると「更年期ね」って言い続けてきたんですよ。実はこう見えて落ち込みやすいタイプなんです(笑)普段から好不調の波があったものだから、何が「あれ?」と思ったきっかけだったのかはわからない(笑)。
- 宇江佐
- 私は40歳で不整脈を経験したんですね。その時は2、3日で治まったし、もちろん更年期なんて思いもしませんでした。ところが、翌年も翌々年の同じ時期にも起きて。そういえば母が『私の更年期の始まりは不整脈だった』と話していたのを思い出して、ああ始まったと思ったんですよね。
- 山 本
- 何も見えない暗闇にいるのが一番怖いじゃないですか。でも更年期だってわかってしまえば、怖くない。更年期のことをあちこちで見るようになって、不調の理由がわかってから気持ちが楽になりました。情報ってありがたいですよね。

特に症状に気づかなくても、体のなかに「揺らぎ」があります
- 宇江佐
- その後、どんな症状がありました?
- 海 野
- 大きな症状は落ち込みくらいです。ほかにホットフラッシュとか自分が不快になる症状はありました。年とともに疲れからの回復力が落ちてストレスや冷えで自律神経(※1)の動きが悪くなりがちなのに、さらに更年期でホルモンバランスが崩れるわけでしょう。それで、発汗や体温調整機能が不安定になったのね。
- 山 本
- 最近、すごく手足にむくみがあるんですよ。週末の朝にウォーキングをしているんですけど、最初は手がカチカチにこわばっているんです。
- 宇江佐
- むくみも更年期の症状なのかしら。
- 海 野
- むくみの原因になるリンパの流れも自律神経が関係しているので、影響はあるでしょうね。自律神経系の働きは年齢とともに鈍くなって、それでリンパ管の流れが滞るの。いずれにしても、心身ともに40代前とは変わってきます。
- 山 本
- 実は、むくみを経験したことが無かったんですね。ところがある日、飛行機から降りて足元を見たら「クリームパン!」何?これは?という感じでした。
- 海 野
- 突然、「今までこんなことなかったのに」というのが更年期の始まりだった、という感じはありますね。
- 山 本
- いつもの不調が徐々に変化している場合は、絶不調MAXになってからようやく、あれ?って気づくのかもしれませんけれど。
- 宇江佐
- 女性として生まれたからにはみんなが必ず通る時期。特に症状に気づかなくても自分の体のなかでこうした「揺らぎ」が起きていることは、覚えておいて欲しいですよね。
※1:自律神経:呼吸や消化、発汗や体温調節などをコントロールする神経系。リラックス系の副交換神経とストレス対応系の交換神経の2系統があります。
HRTで医学的に、食事や運動でナチュラルに〜対処法あれこれ〜

- 宇江佐
- 更年期の不調のやりくりはどうしていますか?
- 海 野
- 私は最初のひどい落ち込みを経験した後、クリニックでホルモン検査を受けたんですね。そうしたら70歳代の閉経後女性の平均ホルモン値よりも低かったの。それでまず、性ホルモンの元になるDHEA(※2)というサプリメントを取り始めました。
- 宇江佐
- DHEAは保険薬ではないですよね。
- 海 野
- 日本ではお医者さんが自由診療で処方してくれます。1ヶ月分で5,000円くらい。あれこれ迷っていろいろ試すよりもリーズナブルです。本格的に更年期に入ってからは婦人科の先生と相談して、ホルモン補充療法(HRT)(※3)を始めました。漢方薬も必要に応じて処方してもらいます。
- 山 本
- 私は自前でどこまで対処できるのか日々挑戦中なので、意識的にやっているのは歩くこと。一番、自分も気持ちが良いし、お金もかかりません(笑)。それと、落ち込んだ時に力になったのが筋肉だったんです。筋トレをすると血の巡りも良くなって、何より少し筋肉がつくだけで自信につながるんですよ。
- 宇江佐
- 筋肉が体も心も支えてくれる、ということですね。
- 山 本
- そうそう。あとは30代半ばに始めたファスティング(断食療法)を定期的にやるようになりました。胃腸で使うパワーが体のほかの部分に回って調子が良くなります。更年期の症状をずいぶん和らげてくれていると思います。
- 海 野
- 胃腸を休めるのは大事ですよね。
- 宇江佐
- 自分に合う方法をちゃんと知って実践されているんですね。私はお2人の中間かな。初めは食事の内容や運動など生活習慣で対応していましたが、2年前からHRTを試しています。サプリも飲み始めました。
※2:DHEA(デヒドロエピアンドロステロン):さまざまなホルモンの元になる物質。作用が強いため自己判断で使用せず、医師と相談して使用しましょう。
※3:HRT(ホルモン補充療法):特に更年期女性に対し、女性ホルモン(エストロゲン)を補充する治療法を指し、飲み薬、貼り薬、塗り薬などがあります。
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きっかけも症状も、対処法も人それぞれで、コレという正解はありません。色々試してみて自分に合うと思える方法を探してみてください。その時、よき相談相手になってくれるのはお医者さん。アラフォー世代には特に、婦人科のパーソナルドクターはお勧めです。