
-
私は横浜出身なので、結婚をしたときは、やはり生まれ育った元町の近くに住みたいと思いました。また、海の見える逗子もいいかなと思ったりして。
ところが友達から「あなたのように多忙な人が、通勤時間に1時間も2時間もかけてどうするの? 通勤時間が往復3-4時間かかったとしたら、家にいる時間は少ないし、体力も使う。働き続けるなら、そして子どもを育てたいなら、職住接近よ!」といわれて、確かに!と思いました。
やはり現実的に考えると、仕事を終えて30分後に家に帰ってお茶が飲めることと、2時間かけてやっと飲めることとを比べたら、後者を毎日続けるのは難しいよね、という結論に至りました。結局、ずっと都内に住んでいます。

-
仕事によると思いますが、ひとつは勉強の時間。
私は、子どもが生まれるまでは、仕事がなければ勉強会に行っていました。セミナーだったり、ディスカッションの場だったり、いろいろなところに出向きました。家が近いから、夜10時になっても元気だし、若いし(笑)。電車の中で聴きながらの勉強もいいですが、都会に住めば、人との出会いを含めた勉強の場があります。
また、家が近ければ、体調管理ができる。精神を安らかにする、料理をするなど、家や体調をケアすることができるのは豊かなことだと思います。
私は元気管理と呼んでいますが、自分自身が元気で、自己責任を持つためには、職住接近はとても重要。家が自分をいい状態で保っておくための空間になるのではないでしょうか。
1987年、ネットワークの概念が一般的でない当時、言語能力と専門性の両面をデータベース化した通訳者・翻訳者のネットワークを創設、国際コミュニケーションのコンサルティング会社(株)ユニカルインターナショナルを設立。1996年からは毎年夏「国際女性ビジネス会議」を企画、実行委員長を務め、毎年98%以上の参加者満足度を達成。
2000年(株)イー・ウーマンを設立。同年9月にサイト「イー・ウーマン」を開設。「自分で考え、自分で選び、自分で行動する」をキーワードに集まったスマートコンシューマを集め、日々「働く人の円卓会議」を展開。「アクションプランナー」手帳を開発、大人気となり、日本に手帳ブームを作った。2009年からは、「表参道カレッジ」を開催。表参道にて数々の講座提供及び、企業向け研修、講演アレンジメントも行っている。

-

家を楽しむっていうライフスタイルが、ここ何年かの傾向ですよね。ホームパーティーや、インテリアを楽しむといった。
町を歩いていると、カップルが食器を選んでいるのを目にするし、部屋でアロマの香りを楽しんだり、ちょっと素敵な家具にこだわったり。また、ホームクッキングも盛んですし。
さまざまな方法で家にいる時間を楽しむっていうことが、多くの人の価値観に加わってきたと思うんです。これは、通勤時間が長かったら実現しませんね。もちろん海の近くに住めば、お友達を招いて「いい景色ね」って楽しむことはできる。でも自分自身が毎日、家を楽しむっていうのは、都心だからできること。家にいる時間、家族といる時間を楽しめるっていうのは、とても豊かだと思います。
-
-


それは、「都会に住む」ということをステイタスや資産価値という価値観でみるのではなく、“幸せ時間”が増える価値と考えることではないだろうか。
バブル期の都心住まいは、富の象徴と投資運用のシンボルであった。
しかし、東京を例にあげれば、下町のリノベイト志向や湾岸エリアのマンション開発、渋谷や六本木までもが、大きく様変わりし、ハレとケが共存する新しい形の都会が定着しつつある。
特に六本木周辺の変化は顕著で、六本木ヒルズやミッドタウンが出来てからは、中途半端な住宅街よりも木や緑が茂り、朝の静寂などは東京の中でも特別な価値を提供してくれる理想の「住まいの場所」ではないかと考える。都会に住むことで、職場への移動時間を抑え、隣地のオープンカフェでモーニング。そんな生活を手に入れることが、キレイスタイル世代の仕事と生活を両立するポイントのひとつかもしれない。
働く女性が住みやすいサイズのこだわりマンションなども増えている今、
「都会に住むこと」で手に入る豊かな日常と非日常の生活を手に入れてみてはどうだろうか。




